原料の配合

アイスクリームの元となる原材料を配合します。原材料の時点から厳しい品質チェックを行っています。

原料混合、溶解濾過

各種の原料を加湿できるタンクで十分に混ぜ合わせ､溶かします。これをアイスクリームミックスと呼びます。

ミックスの均質化

ホモゲナイザーと呼ばれる機械でミックス中の脂肪球と各成分を粉砕します。目的は
(1)各種の成分を完全に混和｡
(2)脂肪球を2ミクロン以下に粉砕し乳化｡
(3)気泡性をよくしてオーバーラン促進｡
(4)なめらかな組織をつくる｡
(5)消化吸収をよくする。

ミックスの殺菌・冷却

ミックスを85℃で加熱殺菌し、0～10℃で冷却します。

ミックスの貯蔵・熟成

エージング（熟成）とは一定時間タンクに貯蔵すること。ミックス中の脂肪を固形化し、粘度を上げて組織のなめらかさ･保形性を向上させます。

フリージング

フリージンクには
(1)水分を凍結する。
(2)空気を混入してオーバーランを出す｡
(3)固体･気体･液体の各層を均一にする｡
この3つの働きがあります。

充填・包装

バー、カップ、クッキーのメイン3種の製造ラインにアイスクリームミックスを充填していき、アイス商品を製造し、個包装、箱包装、ダンボールへの梱包まで行っていきます。

硬化・検査

各工程で成分・微生物検査を行い、さらに最終製品でも微生物やその他の検査を行い各メーカーの厳しい品質規格・製品基準に適合しているかチェックを行います。

保管・出荷

製品になったアイスクリームは､段ボールなどで包装され､十分な広さの冷凍貯蔵庫に通常－25度以下で保管されます。